【3月27日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2023)は26日、女子シングルス3回戦が行われ、全米オープン(US Open Tennis Championships)元女王のビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)と世界ランキング2位のアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)が、どちらもストレートでベスト16入りを果たした。

 アンドレスクは6-4、6-4でソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)に勝利。「メンタルヘルスを理由とした休養」から昨年7か月ぶりに復帰すると、今大会では心機一転した姿を見せ、自信にあふれている。ここまでも、エマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)と世界10位のマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)を撃破する見事な戦いぶりを披露してきた。

 この日はラリーが続かない展開の中、ファーストサーブからのポイント獲得率が70パーセント近いサービスゲームで相手を圧倒し、第2セットの途中まで相手をほとんど問題にしなかった。

 4回戦では、エカテリーナ・アレクサンドロワ(Ekaterina Alexandrova)と対戦する。第18シードのアレクサンドロワは、第9シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)を7-6(10-8)、6-3で破って勝ち上がった。

 サバレンカは6-1、6-2で第31シードのマリー・ボウスコバ(Marie Bouzkova、チェコ)を下した。単純にパワーで相手を上回り、2回のブレークを奪って第1セットを獲得すると、サーブに不安がない中、第2セットも開幕ゲームでブレークを奪って相手の逆転の芽を摘み、一度もブレークを許さずに66分で勝利した。

 他の試合では、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova)、バルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova)、マルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova)の3人が4回戦に進出し、チェコ勢が存在感を見せている。(c)AFP/Simon EVANS