【3月27日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2023)は26日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-0、7-6(7-5)でドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic、セルビア)を下し、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)との連続優勝「サンシャインダブル」に向けて4回戦に進出した。

 インディアンウェルズ(Indian Wells、BNPパリバ・オープン)でダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)を撃破してタイトルを獲得したアルカラスは、マイアミ・オープン連覇に向けて好調を維持している様子で、第1セットは相手を寄せつけなかった。

 しかしラヨビッチは第2セット終盤には試合に緊張感をもたらし、相手の甘いリターンをたたいてブレークに成功すると、そのままタイブレークに持ち込んだ。迎えたタイブレークでも、アルカラスの6-2リードから3連続ポイントで追いすがったが、最後はアルカラスが強烈なバックハンドのウイナーを決めて91分で決着をつけた。

 アルカラスは4回戦でトミー・ポール(Tommy Paul、米国)と対戦する。ポールは昨年アルカラスとラファエル・ナダル(Rafael Nadal)を撃破するなど、スペインの選手に対して12連勝している。

 アルカラスは「トミーとの対戦は1回だけだが、そのときは敗れた。彼が素晴らしい才能を持った非常に厳しい相手なのは分かっている。だから自分のベストのプレーをしなくてはならないし、後は展開次第だ」とコメントした。

 第9シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)も6-4、6-4で第24シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)を退け、3年連続の16強入りを決めた。

 強打の選手同士の対戦でともにベースラインから打ち合ったが、フリッツは81分の試合で一度もゲームをブレークされなかった。4回戦では、ディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)に6-4、6-2で勝利した第7シードの19歳ホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)と対戦する。

 第4シードのメドベージェフは、アレックス・モルチャン(Alex Molcan、スロバキア)が右臀部(でんぶ)負傷により棄権したため、4回戦へ駒を進めた。(c)AFP