【3月25日 AFP】サッカードイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は24日、ユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督(35)を解任し、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)氏(49)を招聘(しょうへい)したと発表した。

 ナーゲルスマン監督は今季、バイエルンを欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)8強に導き、来月にマンチェスター・シティ(Manchester City)との準々決勝を控えていたが、チームはリーグ戦で例年のような圧倒的な力を発揮できず、現在ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に次ぐ2位。直近のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)戦にも敗れていた。

 新たに就任するトゥヘル氏は、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)やイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)を率いた実績を持ち、チェルシーでは20-21シーズンにチャンピオンズリーグ制覇を果たしていたが、昨年9月に解任されフリーの状態だった。

 契約期間は2025年6月までで、25日にメディア向けにお披露目された後、27日からトレーニングを指揮する。初陣は、早ければ4月1日に行われる古巣ドルトムント戦になる予定。トゥヘル氏は15〜17年にドルトムントを率い、その後PSGの監督に就任した。(c)AFP/Thomas BACH