【3月24日 AFP】北朝鮮は24日、「放射性物質を含む津波」を引き起こすことができる核無人水中攻撃艇の実験を行ったと発表した。

 朝鮮中央通信(KCNA)によると、この攻撃艇は「戦略的な海域にひそかに侵入し、放射性物質を含む超巨大な津波を引き起こし、敵の海軍打撃群や主要な戦略的港湾を破壊すること」を目的に開発された。

 朝鮮語で津波を意味する「ヘイル(Haeil)」と名付けられた攻撃艇は「あらゆる沿岸や港に配備でき、また水上船にえい航させることも可能」という。

 KCNAなどによると、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記が実験に立ち会った。

 韓国の梨花女子大学(Ewha Womans University)のレイフエリック・イーズリー(Leif-Eric Easley)教授は、北朝鮮の主張について懐疑的に見るべきだとし、「信頼性のある性能試験の実施を意味するものではない」と指摘した。

 米国のアナリスト、アンキット・パンダ(Ankit Panda)氏は「欺くため、もしくは心理作戦を仕掛けるための試み」の可能性は否定できないとツイッター(Twitter)に投稿した。(c)AFP/Kang Jin-kyu and Claire Lee