試験発射体「ハンビット-TLV」発射場面(イノスペース提供)(c)news1
試験発射体「ハンビット-TLV」発射場面(イノスペース提供)(c)news1

【03月24日 KOREA WAVE】韓国の航空宇宙企業「イノスペース」は21日、ハイブリッドロケットエンジンの飛行性能検証用試験発射体「ハンビット-TLV」の打ち上げに成功したと明らかにした。ブラジルのアルカンタラ宇宙センターで19日午後2時52分(現地時間)に打ち上げられた。

イノスペースが独自開発した推力15トン級ハイブリッドロケットエンジンを搭載した「ハンビット-TLV」は発射台で点火から1分46秒間、安定的に燃焼し、4分33秒間、正常飛行した後、ブラジル海上の安全設定区域内に落下した。

エンジン燃焼時間は目標より12秒短かったが、飛行中のデータを分析した結果、エンジンが正常に作動し推力安定性を維持したことが最終確認された。

イノスペースは小型衛星を顧客が要求した軌道に打ち上げる商業発射サービスが可能な技術を保有する国内民間初のロケット企業になった。

同社のキム・スジョン代表理事は「今後、ロケット開発を強化し続けるのはもちろん、受注を活発化し、宇宙市場に進出することに注力する」と抱負を語った。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News