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【03月24日 KOREA WAVE】韓国に対する半導体輸出規制を機に2019年始まった日本製品不買運動で事実上締め出されていた日本ビールの売り上げが、韓国国内で次第に回復している。1~2月時点で昨年比3倍増し、不買運動以前の3分の1の水準まで回復している。

関税庁輸出入貿易統計によると、1~2月の日本ビール輸入額は368万ドル(48億ウォン)で、昨年同期116万ドル(15億ウォン)の3.16倍だ。

日本ビールはいわゆる「ノージャパン」運動が始まってから2021年まで月100万ドルを越えることができなかった。しかし、昨年から月100万ドルを超え始め、今年1月に初めて200万ドルを超えた。

不買運動以前まで国内輸入ビール1位を占めたアサヒは、5月に「アサヒスーパードライ生ジョッキ缶」を発売する。ふたを開けると生ビールのように豊かな泡が発生するのが特徴だ。アサヒが新製品を出すのは不買運動以後初めてで、日本ビールの再生を示す信号だという分析が出ている。

一方、日本ビールが不買運動の標的になっている間も、日本の洋酒(ウイスキー、リキュールなど)は成長傾向を維持した。2019年には478万ドル(62億ウォン)だった日本の洋酒輸入額は翌年だけ伸び悩んだだけで、2021年には500万ドル(65億ウォン)、昨年は740万ドル(100億ウォン)を超えた。

日本酒類を販売する企業は、日韓首脳会談を契機とする関係正常化を期待しながらも、韓国政府が打ち出した徴用工問題の解決策によって国民感情がどの方向に動くか注視している。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News