【3月24日 AFP】(更新)世界保健機関(WHO)は23日、アフリカ中部の赤道ギニアで発生したマールブルグ病で、感染が確認された7人と感染が疑われる20人の計27人が死亡したと発表した。

 マールブルグ病は出血熱を引き起こすウイルス性疾患で、致死率はエボラ出血熱にほぼ匹敵する。赤道ギニアでは北東部キエンテム(Kie-Ntem)県で1月、初の死者が確認されていた。

 感染はその後、同県外に拡大しており、同国政府によると、商業都市バータ(Bata)でも感染者が確認された。WHOがウェブサイトで発表した報告書によると、これまでに検査で感染が確認された患者は9人で、うち7人が死亡。感染が疑われる患者は20人で、全員が死亡したという。

 21日には、アフリカ東部のタンザニアでも、マールブルグ病により5人が死亡したと発表されている。(c)AFP