【3月23日 AFP】米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は22日、中国の対ロシア外交を「便宜結婚」になぞらえ、ロシアは格下の「ジュニアパートナー」だとやゆした。

 ブリンケン氏は上院外交委員会で中ロ両国について、「われわれとは全く異なる世界観を持つ国同士が便宜結婚をしている。確信的かどうかは分からないが」と述べた。さらに「この関係において、ロシアはジュニアパートナーに他ならない」と語った。

 また、中国が米国主導の世界秩序に代わる「非自由主義的」なビジョンを推進していることに対し、「ロシアや(同国大統領のウラジーミル・)プーチン(Vladimir Putin)氏が実際に世界秩序を望んでいるかは分からない。むしろ無秩序な世界を望んでいるのではないか」と述べた。

 中国がロシアに「殺傷兵器を供与」したかとの質問には、現時点では「その一線を越えたのを確認していない」と答えた。(c)AFP/Shaun TANDON