NZの陸上選手、ドーピングと文書偽造で8年の資格停止
発信地:ウェリントン/ニュージーランド
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【3月22日 AFP】2014年のコモンウェルスゲームズ(Commonwealth Games、英連邦競技大会)の陸上長距離種目で銅メダルを獲得し、東京五輪にも出場したニュージーランドのゼーン・ロバートソン(Zane Robertson)が22日、パフォーマンス強化薬の使用と文書偽造により、全スポーツでの8年間の資格停止処分を科された。
ニュージーランド陸上連盟(ANZ)のピーター・フィッツィンジャー(Peter Pfitzinger)最高責任者はAFPに対して、ニュージーランド人選手に科された史上最長の処分だと述べた。
ロバートソンはケニアに拠点を置く33歳で、2014年コモンウェルスゲームスの男子5000メートルで銅メダルを獲得し、ニュージーランド代表として直近2回の五輪にも出場した。
ロバートソンは、2022年5月の「グレート・マンチェスター・ラン(Great Manchester Run)」で採取したサンプルから、パフォーマンスを強化するエリスロポエチン(EPO)が検出された。EPOは赤血球を増やし、持久力を高める物質として、すべてのスポーツで禁止されている。
ニュージーランドのスポーツ法廷は、検査日にさかのぼって長期間の処分を科した。これは薬物違反の4年間と、弁護の過程で偽の書類を提出したことによる4年間を合算したものとなる。(c)AFP