【3月22日 CGTN Japanese】中国税関総署の兪建華署長は20日、2022年に全国の税関が収納した税収が前年同期比13.6%増の2兆2800億元(約43兆5千億円)に達したと明らかにしました。

 兪署長は「今年、中国の対外貿易は多くの課題に直面しているが、経済情勢の全般的な回復に伴い、対外貿易の安定したスタートの勢いを維持できる見込みだ」と楽観しています。

 中国税関は、2023年に、海南自由貿易港や広東省珠海市横琴に設置された広東省・マカオ特別行政区の協力区域などの税関特殊監督区制度を推進し、「一帯一路」建設に奉仕し、中欧班列(中国欧州間の定期貨物列車)など重要な国際的物流ルートの建設をサポートしていくと述べました。

 中国税関はまた、企業が地域的な包括的経済連携(RCEP)協定などの自由貿易協定の関税優遇政策を活用して輸出入プロセスにおけるコストを削減することを支援し、越境電子商取引、市場調達貿易、保税整備などの新業態の発展をサポートすると表明しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News