【3月22日 AFP】(更新)第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日、米マイアミで決勝が行われ、日本は3-2で米国を下し、通算3度目の優勝を飾った。

 日本は村上宗隆(Munetaka Murakami)と岡本和真(Kazuma Okamoto)が本塁打を放つと、最後は大谷翔平(Shohei Ohtani)が9回を締めくくり、2006年と2009年に続くWBC制覇を果たした。

 試合は2回表にトレイ・ターナー(Trea Turner)が左翼へのソロ本塁打を放って米国が先制した。しかし日本もその裏、前日の準決勝メキシコ戦で殊勲のサヨナラ打を放った村上が、右中間スタンドへ本塁打をたたき込んですぐさま同点に追いつくと、満塁からラーズ・ヌートバー(Lars Nootbaar)の内野ゴロの間に岡本が生還して同点に追いついた。

 4回裏には、岡本が左翼へ飛び込む一発を放って3-1。しかし8回にマウンドに上がったダルビッシュ有(Yu Darvish)がカイル・シュワバー(Kyle Schwarber)に右翼席上段への本塁打を浴びて1点差とされた。

 迎えた9回、大谷は先頭のジェフ・マクニール(Jeff McNeil)を四球で歩かせたが、続くムーキー・ベッツ(Mookie Betts)を併殺に仕留めて優勝まであと一死に迫ると、最後はロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)のチームメートで、米国の主将を務めるマイク・トラウト(Mike Trout)を三振に切って取り、栄冠をつかんだ。

 一方、2017年の前回大会を制している米国は、スターぞろいの面々が日本の投手陣を攻略しきれなかったことが響いた。(c)AFP