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【03月21日 KOREA WAVE】大韓航空が昨年、航空燃料価格やウォン安で油類費の負担が2倍に増えたにもかかわらず、初めて営業利益率20%を突破した。2020年から始まった貨物運送拡大戦略が持続的に効果を発揮し、旅客需要も増加しているためだ。

大韓航空事業報告書によると、昨年の大韓航空の油類費は30億8444万ドルだ。これは2021年の15億6264万ドルより97.4%増加したもので、新型コロナウイルス感染パンデミック以前の2019年の27億657万ドルより14%多い。

航空燃料価格の上昇が油類費増加の主な原因に挙げられる。大韓航空の昨年の航空燃料買入単価(国内基準)は1ガロン当たり300.9ドルで、2021年の1ガロン当たり178ドルより69%上がった。為替レートも油類費の上昇に影響を及ぼした。韓国銀行によると、ドル・ウォン為替レートは2021年平均1144.42ウォンから昨年平均1292.16ウォンに150ウォン近く上がった。

旅客需要の回復で休職していた職員が復帰し、人件費も増えた。昨年末の役職員の総給与額は1兆5509億ウォンで、前年の1兆2382億ウォンより3127億ウォン(25.3%)増えた。

大韓航空は各種費用の上昇にもかかわらず、売り上げと営業利益ともに最高記録を打ち立てた。昨年の連結基準売り上げは14兆961億ウォンで前年比56.3%増え、営業利益は2兆8305億ウォンで前年より99.6%増加した。営業利益率は20.1%を記録し、初めて20%台を記録した。上位100大企業の中でも4位と非常に高い。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News