【3月21日 AFP】ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏は20日、ウクライナ東部の激戦地バフムート(Bakhmut)の約70%をワグネル部隊が制圧したと主張した。

 プリゴジン氏はロシアのセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相宛ての書簡をソーシャルメディアで公開。「ワグネル部隊は現時点でバフムートの約70%を制圧し、解放作戦を続行している」と説明。その上で、今月末か4月にはウクライナ軍が反攻を試みるはずとして、撃退に必要な装備の提供を求めた。

 バフムートについて、専門家は戦略的な価値はほとんどないとみているが、ウクライナ側は、同地の防衛は東部戦線全体でロシア軍の攻勢を阻止する上で鍵になると捉えている。(c)AFP