【3月21日 CGTN Japanese】中国初の薄型LNG(液化天然ガス)タンクがこのほど、初めての「冬季検査」を順調に終えました。同タンクは昨年10月以来の冬の期間に、北京市・天津市(Tianjin)・河北省(Hebei)地域に4000万立方メートルの天然ガスを供給しました。

 この薄型LNGタンクは中国北部の河北省滄州市(Cangzhou)にあります。容量は2万9000立方メートルで、1日当たりの気化とガス供給能力は100万立方メートルに達し、都市部住民80万世帯の需要を満たすことができます。昨年10月の稼働開始以来、このLNGタンクは累計4000万立方メートルのガス供給を行いました。

 薄型LNGタンクは、従来型のLNGガスタンクと比べて鉄鋼の使用量が90%少ないほか、二酸化炭素の排出量を27%削減することができます。同タンクの稼働に伴ない、中国では遠洋から近海、内陸河川から内陸までのLNG貯蓄産業チェーンが整いました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News