【3月20日 AFP】北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は20日、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記の立ち会いの下、戦術核による反撃想定訓練を18、19両日に実施したと報じた。

 KCNAによれば、訓練は、核反撃態勢シフトを想定した訓練と、「模擬の核弾頭を搭載した戦術弾道ミサイルの発射」訓練に分けられた。

 訓練の狙いは「関連部隊が戦術核攻撃の任務を遂行する手順やプロセスに熟練する」ことにあり、金氏は「満足」の意を示したという。

 米韓両軍が5年ぶりとなる大規模な合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾、Freedom Shield)」を行う中、北朝鮮が実施した訓練は1週間で4度目となった。

 映像は国営朝鮮中央テレビ(KCTV)の放送内容の一部。19日撮影。(c)AFP