【3月20日 AFP】22-23スペイン1部リーグは19日、第26節の試合が行われ、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)はフランク・ケシエ(Franck Kessie)の終了間際のゴールでレアル・マドリード(Real Madrid)との伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」に2-1で勝利し、2位レアルとの勝ち点差を12に広げた。

 試合はロナルド・アラウホ(Ronald Araujo)のオウンゴールでレアルが先制したが、バルセロナもセルジ・ロベルト(Sergi Roberto)の得点でハーフタイム直前に同点に追いついた。

 後半は両チームともに勝利のチャンスをつくったが、レアルはマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)のゴールがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるオフサイドの判定で認められず、対してバルセロナは後半アディショナルタイム2分にアレハンドロ・バルデ(Alejandro Balde)の折り返しからケシエが決勝点を挙げた。

 これでバルセロナは2018-19シーズン以来のリーグ優勝にまた近づき、レアルの連覇は難しくなった。

 セルジ・ロベルトはモビスターTV(Movistar TV)に対して「マルコ・アセンシオのゴールがオフサイドだとは分からなかったし、負けそうなところから立ち直って、フランクのゴールが決まった。こういう土壇場での勝利は普段よりも少し気持ちがいい」とコメントした。

「まだ試合は多く残っているし、レアルが諦めるはずがない。12ポイントは難しい差だが、自分たち次第で決まるのはいいことだ」

 試合に向けては、バルセロナが審判を買収した汚職疑惑「ネグレイラ事件」が暗い影を落とした。レアルは検察の側につく意向を示し、フロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長はここ20年以上で初となるクラシコ欠席を決め、両クラブ間の緊張は高まっていた。

 そのため試合はピッチ内外で激しい展開になった。バルセロナのシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督がスタジアムを沸騰させてほしいとファンに呼び掛けると、満員のサポーターもそれに応えてレアルがボールを持つたびに口笛を吹き、今季最高クラスの雰囲気を作り出した。

 シャビ監督にとってはバルセロナの指揮官として6回目のクラシコだったが、本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)での一戦は初めてだった。(c)AFP/Rik Sharma