【3月20日 AFP】第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場していたベネズエラ代表のホセ・アルトゥーベ(Jose Altuve)が、18日の米国との準々決勝で受けた死球で右手親指を骨折した。所属する米大リーグ(MLB)のヒューストン・アストロズ(Houston Astros)が19日、発表した。

 近日中に手術を受ける予定で、復帰の予定時期は手術後に判断するというが、フロリダでスプリングトレーニングに臨んでいるダスティ・ベイカー(Dusty Baker)監督は「しばらくはかかりそうだ」とコメントしている。

 アルトゥーベは昨季、打率.300、本塁打28本、57打点と活躍し、アストロズのワールドシリーズ制覇に貢献した。

 本人は球団のウェブサイトで、当たった瞬間に重傷を負った感覚があったと明かし、「けがをして開幕を負傷者リスト(IL)で迎えたい人なんていない」と述べ、早期の回復と復帰を誓った。

 今回のWBCで大けがをしたMLBのスター選手は2人目で、プエルトリコ代表として出場していたニューヨーク・メッツ(New York Mets)の守護神エドウィン・ディアス(Edwin Diaz)も、ドミニカ共和国戦での勝利を喜んでいた際に右膝蓋腱(しつがいけん)断裂の重傷を負い、今季の出場は絶望的となっている。

 ベネズエラは米国に7-9で敗れ、ベスト8敗退となった。(c)AFP