【3月20日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)は19日、女子シングルス決勝が行われ、大会第10シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)が7-6(13-11)、6-4で第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)を破り、優勝を果たした。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)女王のルバキナは、今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)決勝で敗れたサバレンカへの雪辱を果たし、同選手との5回目の直接対決で初白星を挙げた。週明けには世界ランキングも7位に浮上する。

 敗れたサバレンカは今季2敗目を喫し、アデレード国際1(Adelaide International 1 2023)、四大大会(グランドスラム)初制覇を果たした全豪オープンに続く今季3勝目はならなかった。

 トロフィーを受け取ったルバキナは「実際、自分の流れになったのはこれが初めて」とコメント。すると笑顔のサバレンカが割って入り、マイクに向かって「今回で最後にする」と話した。

 ルバキナはこれで、世界ランキング1位と2位の選手との過去4戦で全勝している。ウィンブルドンでは当時2位のオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)に勝利し、今年は全豪4回戦、そして今大会の準決勝で1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)を倒している。

 BNPパリバ・オープンの女子シングルスで世界1位と2位の選手を破って優勝したのは、今回のルバキナが初となった。(c)AFP