【3月20日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が、同国の占領下にあるウクライナ東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)を訪れたことについて、ウクライナ国防省は19日、プーチン氏が「盗っ人らしく」夜間に訪問を行ったと批判した。

 ロシア大統領府によると、プーチン氏は18日、ロシアが昨年開始したウクライナ侵攻で制圧したマリウポリを初めて訪問した。ロシアがウクライナ南部クリミア(Crimea)半島を併合してから9年となるのに合わせて、予告なしに半島を訪問したのに続く動きだった。

 ウクライナ国防省はツイッター(Twitter)で、「プーチンは、盗っ人らしく夜陰に乗じてウクライナのマリウポリを訪れた。第一に、その方が安全だ。それに暗闇であれば、自分が見せたいものを強調できるし、自身の軍が完全に破壊した都市と、そこに残った数少ない住民を、詮索好きな目から遠ざけられる」と書き込んだ。(c)AFP