【3月19日 AFP】中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、Huawei)の創業者、任正非(Ren Zhengfei)氏は、米国による一連の取引制限措置に対応するため、1万3000品目を超える部品の調達先を過去3年間に国内に切り替えたことを明らかにした。

 任氏は、上海交通大学(Shanghai Jiao Tong University)で2月24日に行われた講演でファーウェイの現状について説明。同大学は講演テキストを17日に公開した。

 任氏はまた、自社製品向けに4000点以上の回路基板を改めて開発したと説明。「国内製の部品を確保できているため、現在、当社の回路基板製造は安定している」と語った。

 ただ、任氏は質疑応答で、「中国国内での先端半導体チップの製造はまだ難しい」とし、「半導体分野で米国に追い付くためには他の方策を探る必要がある」と述べた。(c)AFP