【3月19日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは18日、第28節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は2点のリードをふいにし、3-3でサウサンプトン(Southampton FC)と引き分けた。

 トッテナムは前半アディショナルタイム、ペドロ・ポロ(Pedro Porro)の移籍後初ゴールで先制したものの、後半開始直後にチェ・アダムス(Che Adams)の同点弾を許した。

 それでもトッテナムは65分にハリー・ケイン(Harry Kane)が勝ち越しゴールを決めると、74分にはイバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)が追加点を挙げた。

 最下位のサウサンプトン相手に勝利を挙げ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)をかわして3位に浮上するかに思われたトッテナムだったが、サウサンプトンは77分にセオ・ウォルコット(Theo Walcott)が約2年ぶりのゴールを決めて1点差に詰め寄ると、試合終了間際にジェームズ・ウォード・プラウズ(James Ward-Prowse)がPKで同点弾を決めた。

 トッテナムのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、「また自分たちがチームでないことを示してしまったのが問題だ」とし、「自分勝手な選手や助け合おうとしない選手、気持ちを出さない選手が目につく」と述べ、選手たちを厳しく批判した。

 一方でチェルシー(Chelsea)も終盤に失点をし、2-2でエバートン(Everton)と引き分けた。

 チェルシーは52分にジョアン・フェリックス(Joao Felix)のゴールで先制した後、一度は追いつかれたものの、76分にカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)のPKで勝ち越しに成功した。

 しかし、終了間際にエリス・シムズ(Ellis Simms)がエバートンでの初ゴールを決めて同点とし、チェルシーのトップ4入りのわずかな望みはほぼ消えた。

 リーズ・ユナイテッド(Leeds United)はともに下位で苦しむウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)との打ち合いを4-2で制し、降格圏から脱出した。

 リーグ戦ここ13試合でわずか1勝にとどまっていたリーズは、敵地で後半途中までに3-0とリードを奪った。その後、ウルブス(Wolves、ウォルバーハンプトンの愛称)は8分間で2点を奪い詰め寄ったものの、ジョニー(Jonathan Castro Otto 'Jonny')が危険なタックルで退場処分を受けた。リーズは勝ち点3を確実にする4点目をロドリゴ(Rodrigo Moreno Machado)が決め、この勝利で14位に浮上した。(c)AFP