【3月19日 AFP】北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は18日、米韓合同軍事演習に反発して80万人以上の若者が「帝国主義者」と戦うため朝鮮人民軍(KPA)への入隊を志願したと報じた。

 KCNAは志願者について「戦争マニアを無慈悲に一掃する」決意の下、「国を守る」ため人民軍に参加したと説明。「17日だけで全国の青年同盟メンバーや学生合わせて80万人以上が朝鮮人民軍に志願・再志願した」としている。

 朝鮮労働党の機関紙、労働新聞(Rodong Sinmun)は、建設現場と見られる場所で入隊を志願する若者が長い列をつくっている写真を掲載した。

 米韓両軍は、北朝鮮による相次ぐミサイル発射実験や核開発を受けて大規模な演習を実施している。北朝鮮はこれに対し、侵攻のリハーサルであり、「圧倒的な」行動で応じると警告している。KCNAは米韓演習について、米国による「核戦争に向けた挑発」だと非難した。(c)AFP