【3月19日 AFP】南米エクアドルとペルーで18日、強い地震があり、両国でこれまでに14人が死亡した。建物が被害を受け、負傷者も出ている。

 エクアドルのマチャラ(Machala)やクエンカ(Cuenca)などの都市では、建物が倒壊して自動車がつぶされ、がれきが散乱する市街の様子が確認された。住民らがパニックに陥る中、被災地入りした救助隊が活動に当たっている。

 米地質調査所(USGS)によると、18日午後0時12分(日本時間19日午前2時12分)ごろ、マグニチュード(M)6.8の地震があった。震源の深さは66キロ。当局によれば、震源はペルーとの国境に近いエクアドル・バラオ(Balao)だった。

 エクアドル大統領府は、これまでにエルオロ(El Oro)県で11人、アスアイ(Azuay)県で2人の計13人の死亡が報告されたと発表した。

 ペルーの公式発表では、国境近くの都市トゥンベス(Tumbes)で4歳女児が死亡した。

 ペルーでは北部や中部沿岸で揺れが確認されたが、被害は小さいと見られている。トゥンベスでは住宅12棟が被害を受けた。(c)AFP