【3月19日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2023)は18日、第5節の試合が行われ、アイルランドは29-16でイングランドに勝利し、通算4回目のグランドスラム(全勝優勝)を達成した。

 引き分け以上で優勝が決まるアイルランドは、ダン・シーハン(Dan Sheehan)が2トライを決めてチームを勝利に導いた。主将のジョニー・セクストン(Johnny Sexton)はペナルティー1本、コンバージョン3本を決めて、大会の歴代最多得点者になった。

 チームの象徴セクストンは、自身最後のシックスネーションズの試合で有終の美を飾ったことについて、「最高だよ、なんてチームだ」と喜び、「夢のようだし、目を覚ましたくない。子どもの頃からこれを夢見ていた。まだ信じられない」とコメントした。

 2018年にジョー・シュミット(Joe Schmidt)前ヘッドコーチ(HC)の下でグランドスラムを達成した際は、チームのアシスタントコーチだったアンディ・ファレル(Andy Farrell)HCは、「ピンチ」の場面もあったが最終的にはいい結果になったと喜び、「全員にとって非常に大きな優勝だ。聖パトリックデー(St. Patrick's Day)のある週末に、グランドスラムを達成できるのは常に特別だ」と話した。

 フランスはダミアン・ペノー(Damian Penaud)が2トライを決めてウェールズに41-28で勝利したが、アイルランドが勝利したため、連覇には届かなかった。

 スコットランドは26-14でイタリアを下し、3位を確保した。敗れたイタリアは全敗で大会を終え、シックスネーションズの戦績は過去42試合でわずか1勝となっている。(c)AFP