【3月18日 AFP】ロシア最高裁は16日、ウクライナ側に付いて戦うロシア人部隊「自由ロシア軍団(Freedom of Russia Legion)」を「テロ組織」に指定した。ロシアメディアが報じた。

 これにより、自由ロシア軍団はロシア国内での活動を禁じられ、メンバーと支持者は終身刑などの重い刑罰を科される恐れがある。

 検察庁は、検事総長が最高裁に自由ロシア軍団のテロ組織指定を要請したとメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で発表。同組織が創設された目的は、「ロシアの憲法基盤の弱体化と、テロなどによる国内政権の転覆」にあると説明している。

 軍団のエンブレムには「ロシア」「自由」と書かれた握り拳がデザインされている。

 自由ロシア軍団の広報を務める「カエサル」氏は1月、AFPのインタビューで同軍団には「数百人」のロシア人が加わっていると述べ、中にはウクライナ東部の激戦地バフムート(Bakhmut)で戦っているメンバーもいるとしていた。(c)AFP