【3月18日 AFP】世界保健機関(WHO)は17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威は今年中にインフルエンザ並みに落ち着く可能性があるとの見解を示した。

 WHOで緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン(Michael Ryan)氏は記者会見で、新型コロナの流行は世界中で以前よりはるかに落ち着いていると指摘。「季節性インフルエンザ並みに扱える段階に近づきつつある」と述べた。

 さらに「健康への脅威であり、今後も致命的なウイルスであることに変わりはないが、社会や医療体制の混乱は収拾しつつある」として、テドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長の発言に言及し、「今年中には『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)』を脱したと言えるようになると確信している」と述べた。(c)AFP/Robin MILLARD