【3月17日 AFP】スロバキアのエドゥアルド・ヘゲル(Eduard Heger)首相は17日、戦闘機「ミグ29(MiG29)」13機をウクライナに供与すると発表した。北大西洋条約機構(NATO)加盟国としてはポーランドに次ぐ2国目の戦闘機供与発表となった。

 ヘゲル氏は報道陣に対し、「われわれが保有するミグ29のうち13機をウクライナに譲渡する」と話した。さらに、スロバキア政府は防空システム「クープ(Kub)」も提供すると明らかにした。

 ロシア政府は同日、ポーランドとスロバキアがウクライナに供与する戦闘機は破壊されるだろうと言明。西側諸国による兵器供与は、ロシアの軍事目標を左右しないと強調した。

 ドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領府報道官は記者会見で「今回の軍事装備提供は、これまでも繰り返したように、特別軍事作戦の結果を変えることはない。もちろん、これらの装備は全て破壊される」と述べた。(c)AFP