【3月17日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は16日、ルワンダ・キガリで開かれた総会で、7月に開幕する女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)の賞金総額が、前回大会から約3倍増額されることを明らかにした。

 インファンティーノ会長によれば、賞金に加えて準備費や各クラブへの補償金などが総額1億5200万ドル(約202億円)に上る。2019年フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)は同5000万ドル(約66億5000万円)、2015年カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)は同1500万ドル(約20億円)だった。

 だが、昨年開催された男子のW杯カタール大会(2022 World Cup)の総額4億4000万ドル(約585億円)とは依然として大きな開きがある。

 インファンティーノ会長は、視聴率は男子と「極めて近いか2割低いかもしれない」程度にもかかわらず、一部の放送局が放映権料として提示する金額は男子の100分の1だったと指摘し、スポンサーや放送局にさらなる協力を求めた。(c)AFP