HYBE社屋(c)news1
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【03月17日 KOREA WAVE】韓国芸能大手SMエンターテインメントを巡るカカオとHYBE(ハイブ)間の「銭の戦争」が終わり、3社はプラットフォーム関連の協力を進めることで合意した。

HYBEは買収戦から手を引いた代わりに、今回の協力を契機に赤字転換したファンダムプラットフォーム「ウィーバーズ(Weverse)」の突破口を開くものと見られる。

HYBEは12日、SM買収の中断を知らせ、「SM経営権買収手続きを中断することで合意すると同時に、両社のプラットフォーム関連協業案についても合意に達した」と発表した。ただ、HYBEとカカオは同日、SMとHYBEが具体的にどんなプラットフォーム事業をしていくか公開しなかった。

HYBEのWeverseは、昨年第4四半期に月間活性利用者数(MAU)840万人を記録し、ファンダムプラットフォームの中で一人勝ちだった。

それでもHYBEがプラットフォーム協力に乗り出さざるを得ないのは、Weverseの運営会社の営業利益が減少傾向に入ったためだ。運営会社の売り上げは着実に増加して規模が拡大する一方で、収益性は悪化した。

運営会社が昨年3月発表した監査報告書によると、2021年の売上高は第3四半期2191億ウォン(1ウォン=約0.1円)から第4四半期2394億ウォンに増えたが、営業利益は第3四半期155億ウォンから第4四半期84億ウォンに減った。同社の売り上げはウィーバーズとグッズ販売プラットフォームである「ウィーバーズショップ」の売り上げに該当する。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News