【3月16日 Xinhua News】中国外交部の汪文斌(Wang Wenbin)報道官は15日の定例記者会見で、中国政府中東問題特使がこのところ、パレスチナとイスラエルの間でシャトル外交を続け、問題解決を図っていることに触れ、中東問題の解決に向けた中国の役割に関する記者の質問に対し次のように答えた。

 中東は世界中でホットスポット問題が最も集中している地域で、中東諸国の良き友人である中国はこの地域で私利がなく、「小サークル」もつくっておらず、ホットスポット問題の政治解決に尽力し、常に善意を持つ、信頼に値する仲介者であり続けている。中国は近年、中東の安全保障と安定の実現、シリア問題の政治解決およびパレスチナ問題をめぐりいくつの提案・構想を打ち出し、さらにこの間のサウジアラビア・イラン北京対話で重大な成果を収めた。翟隽(Zhai Jun)中東問題特使のシャトル外交も地域諸国と人民の高い称賛と幅広い歓迎を受けている。

 中国は今後も大国としての責任感を示し、正義を守り、公正を主張し、中東諸国が対話・協議を通じ、地域の実際のホットスポット問題の解決案を自主的に模索することを支持する。事の是非に基づき政策・立場を決定する。(c)Xinhua News/AFPBB News