【3月16日 CGTN Japanese】中国自動車工業協会はこのほど、中国における2月の自動車生産台数は203万2000台、販売台数は197万6000台で、前年同月比でも前月比でも2桁以上の伸びを示したと発表しました。

 自動車販売台数の上位10社のうち、前年同月比ではBYD(比亜迪)の伸び率が最高で、テスラと奇瑞(チェリー)も2桁台の伸びを示しました。北京汽車もやや伸びましたが、その他の企業の販売台数は減少しています。

 中国自動車工業協会の陳士華(Chen Shihua)副秘書長によると、昨年2月と今年1月には春節(旧正月)があったため、前年同月比と前月比の比較対象がいずれも小さかったことと、各地で自動車消費促進やメーカーの値下げによる販売促進などの政策が続々と実施されたこともあり、今年2月の自動車の生産と販売は前年同月比と前月比ともに鮮明に増加しました。

 値下げについては、今年に入ってからテスラがまず実施し、その他の一部のブランドも相次いで価格を調整しています。特に3月に入ってからは、一部の自動車メーカーが一部地域で値下げしたことと、政府による補助金が自動車の購入を後押ししています。

 陳副秘書長は、単純な価格競争戦略は長続きはしないと指摘して、企業は長期的な視点を持ち、技術や品質、サービス、ブランド力などの面で取り組むべきと指摘しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News