(写真提供=リコンラボ)(c)MONEYTODAY
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【03月15日 KOREA WAVE】韓国で、売り場に行かずにAR(拡張現実)のような立体技術を通じて各種製品を購入できるARコマースが増えている。なかでも、製品をさまざまな角度から撮った後、AIディープラーニング(深層学習)で実際と同様の3Dモデリングイメージを短時間で作れる技術が業界の注目を集めている。

仁川(インチョン)に住む会社員(28)は最近、引っ越しを控えてオンラインショッピングモールで家具を購入した。ARショールームサービスを利用して好みに合う家具を選び、室内に配置しながら部屋の雰囲気と最もよくマッチする製品を選んだ。この会社員は「家具を直接見ずにオンラインで買わなければならないので心配したが、3Dイメージの色合い、質感などが実際の家具と似ていて満足した」と話した。

3Dモデリング作業は製作だけで最大1週間がかかるうえ、製品一つ当たり平均製作費が約100万ウォン(1ウォン=約0.1円)に達する。デザイナーが製品イメージを見て線を一つ一つ写し取って3Dで製作する手作業方式で進めるためだ。

「リコンラボ」の3Dコマース用「プリカ(PlicAR)」は2D平面イメージを3D立体イメージに変える。この過程で実際の製品の材質・色合いなどをほぼそのまま再現するという。

使い方も簡単で、スマートフォンで販売製品をさまざまな方向から1~2分程度映像撮影した後、サーバーに載せれば30分から1時間以内に3Dモデルイメージが生成される。費用は従来の方式より約50%安い。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News