【3月15日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で13日、漁師たちが希少なナンヨウマンタとオニイトマキエイの大漁を祝い、数十匹を砂浜に並べた。

 ナンヨウマンタとオニイトマキエイは毎年、3~4月にガザ沖に集まる。

 イスラエルによる封鎖下にあるガザ地区では、漁業が主要な経済活動となっている。

 漁師のバシル・シェイクさんは、1匹当たり200~300キロのマンタを10匹以上漁獲したとして、「1隻当たり20~30匹積んでいる」と語った。

 マンタは1キロ当たり12シェケル(約440円)の値が付き、大人気の魚だという。

 ガザ地区の漁業水域は、治安状況に応じてイスラエルが決定しており、5~16カイリとなっている。

 ナンヨウマンタとオニイトマキエイはいずれも数が減少しており、国際自然保護連合(IUCN)の「絶滅危惧種レッドリスト」に登録されている。(c)AFP