【3月14日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)は13日、男子シングルス3回戦が行われ、前回王者で大会第4シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)は6-1、6-2で第30シードのセバスティアン・バエス(Sebastian Baez、アルゼンチン)を下し、4回戦進出を決めた。

 フリッツは、強い風の影響でコートの両サイドから別々のアプローチが必要になったと明かしたものの、しっかりとそれに適応した。

「風は確かに対応するのが厳しい。一方ではネットを越すためにより強くボールを打つ必要があった。もう一方では簡単にロングショットになってしまうから、強い打球を打つのがより難しかった」と話したフリッツは、4回戦でマートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics、ハンガリー)と対戦する。

 また、四大大会(グランドスラム)で通算3勝を誇るベテランのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は、19歳の第7シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)を6-2、6-7(5-7)、7-5で下した。

 自己最高3位の世界ランクが現在100位となっている38歳ワウリンカは、17歳年下のルーネへのリベンジを達成した。

 両者は昨年のパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2022)1回戦で対戦し、ルーネは3度のマッチポイントを切り抜けて勝利。その後、ルーネはマスターズ1000(ATP Masters 1000)初優勝を果たした。(c)AFP