「世界経済の回復は中国次第」 国際機関が中国の成長予想を上方修正
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【3月16日 People’s Daily】「中国の経済的見通しはより明るくなっている」「中国経済は再び世界の成長に最も貢献する」「今年の世界経済の軌道は、主に中国の消費者によって決定されるだろう」。国際組織や世界的金融機関は今年に入り、中国の経済成長予測を次々と上方修正しており、「世界経済の回復は中国にかかっている」という期待が高まっている。
国際通貨基金(IMF)は今年の世界経済見通しを改定し、中国の経済成長率の予測を5.2%に引き上げた。そして中国経済の世界の成長に対する貢献率は4分の1に達すると見込んでいる。国連は「2023 年の世界経済情勢と展望リポート」で、中国の経済成長率は4.8% に達し、地域全体の成長を支えると予測している。
モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、HSBC、JPモルガン・チェースなどの金融機関も、中国の経済成長率の予測を引き上げた。経済・金融などの総合情報サービス企業・ブルームバーグは「中国経済の回復は世界経済が切望していた後押しをもたらす」と報じている。
中国の経済成長に期待が高まっているのは、中国政府が厳格な新型コロナウイルス対策を緩和化したことが直接的な理由だ。春節(旧正月、Lunar New Year)連休中、中国の消費は大幅に増加し、力強い回復を示した。1月の製造業購買担当者指数(PMI)は境界線の50を上回り、着実な景気回復を示している。
中国が積極的な財政政策と安定した金融政策により、物価を比較的低い水準で維持していることも、国際社会に安心感を与えている。2022年は多くの主要国でエネルギーと食料の価格が高騰した。2022年12月の消費者物価指数を例にとると、米国は前年同月比で6.5%、ユーロ圏は9.2%、英国は10.5%増加している。インフレを抑制し景気後退を防ぐために、米連邦準備制度理事会(FRB)は最近、25 ベーシスポイントの利上げを決め、欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行(BOE)も50ベーシスポイントの引き上げを決めた。対照的に中国の2022年の消費者物価指数は前年比2%上昇にとどまり、物価水準はおおむね安定している。
景気のゆくえを見極めるには、長期的な動向にも目を向ける必要がある。中国の人口は14億人を超え、1人当たりGDPは1万2000ドル(約162万円)を超え、中間所得層は4億人を超えており、世界で最も潜在的な超大規模市場である。また、中国は世界で最大かつ完全な製造システムを持ち、220以上の工業製品の生産量で世界のトップに立ち、安定した供給力を誇っている。中国はより積極的な開放戦略を通じて世界との自由貿易圏ネットワークを構築し、経済圏構想「一帯一路(Belt and Road)」を推進している。6年連続で世界最大の貨物貿易国の地位を維持しており、外国投資の規模は繰り返し過去最高を記録している。
経済協力開発機構(OECD)の海博(Hai Bo)中国代表は「中国は超大規模市場を有し、開放と協力を絶えず推進している。中国経済の成長は世界経済と地域経済に安定的な役割を果たしていると確信している」と話している。(c)People’s Daily/AFPBB News