自走式榴弾砲「AHSクラブ」(c)ロイター/news1
自走式榴弾砲「AHSクラブ」(c)ロイター/news1

【03月13日 KOREA WAVE】韓国軍当局はポーランドがウクライナに輸出した「自走式榴弾砲AHSクラブ」について、韓国製部品は一部だけにしか使われていないので「韓国製兵器」とはいえないとの見解を明らかにした。

AHSクラブは韓国・英国・ドイツなどの支援を受けてポーランドで生産された。韓国製部品としてK-9自走砲車体が使われている。

軍関係者は特に「韓国が支援したのは自走砲の一部。韓国製兵器がウクライナに移転されたわけではない」と強調。「ウクライナに殺傷兵器を直接支援しないという政府の方針に変わりはない」と話した。

ロイター通信によると、韓国政府は昨年、ポーランドによるAHSクラブのウクライナ輸出を承認した。ロイターは韓国防衛事業庁の関係者にインタビューし「ロシアと戦争中のウクライナに韓国が間接的に武器部品を提供した事実を認めた」と報道した。

ポーランドは昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、AHSクラブ18門をウクライナ側に供給し、追加の契約も結んでいる。

ウクライナ側は韓国軍当局にも兵器類の支援を要請したが、韓国側は非破壊目的の軍需物資だけを支援するという立場を明らかにしてきた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News