【3月13日 AFP】第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は12日、米国で1次ラウンドの試合が行われ、プールCでは前回王者の米国が5-11でメキシコにまさかの敗戦を喫した。

 前日の試合でコロンビアに4-5で敗れていたメキシコは、満員の観客が詰めかけたチェイス・フィールド(Chase Field)でホエイ・メネセス(Joey Meneses)が2本塁打を放つなどして、米大リーグ(MLB)の選手が名を連ねた野球の母国を相手に波乱を起こした。

 ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)でプレーするメネセスは、初回に2点本塁打を放つと、4-1で迎えた4回の打席では3点本塁打を放った。

 7回にソロ弾で1点を返されたメキシコだったが、8回にはさらに4点を追加して11-2とし、コールドゲームまであと1点というところまで点差を広げた。米国はその裏に適時打を重ねたものの、点差を縮めるだけに終わった。これで両国はともに戦績を1勝1敗としている。

 初戦を迎えたカナダは英国に18-8の7回コールド勝ちを収め、1勝0敗でコロンビアとともに組首位タイに立っている。カナダは13日、米国との対戦を控えている。

 一方プールDでは、ベネズエラがアンソニー・サンタンデル(Anthony Santander)とサルバドール・ペレス(Salvador Perez)の3点本塁打などでプエルトリコを9-6で下し2連勝。イスラエルは3-1でニカラグアを下し、大会初戦を白星で飾った。(c)AFP