【3月13日 AFP】22-23スペイン1部リーグは12日、第25節の試合が行われ、4位レアル・ソシエダ(Real Sociedad)は敵地で10位マジョルカ(RCD Mallorca)と1-1で引き分け、4位以内でのフィニッシュへ向けて大ブレーキがかかっている。

 リーグ戦4試合ぶりの白星を目指すソシエダは、ダビド・シルバ(David Silva)のパスからカルロス・フェルナンデス(Carlos Fernandez)が狙いすましたシュートを決め、開始わずか3分で先制した。

 だが、その後も前半は試合を支配しながらリードを広げられずにいると、迎えた50分、DFジョン・パチェコ(Jon Pacheco)がバランスを崩した隙を背後から来た韓国代表FW李康仁(Lee Kang-In、イ・ガンイン)に突かれ、同点ゴールを決められた。

 終了間際には追い打ちをかけるように、主将のミケル・メリーノ(Mikel Merino)が相手に遅れてタックルして一発退場となった。

 ミッドウイークにはASローマ(AS Roma)とのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2022-23)決勝トーナメント1回戦第1戦を落としていたソシエダは、これで直近の公式戦9試合でわずか1勝。順位は4位から変わらず、13日にジローナ(Girona FC)と対戦する3位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とは勝ち点で並んでいる。

 イマノル・アルグアシル(Imanol Alguacil)監督は試合後、「きょうは勝ちたかったし、同点に追いつかれた後の反応も素晴らしかった」と振り返り、「(勝利に)迫ったが届かなかった。リセットして、改善を目指すしかない」と前を向いた。

 ソシエダが勝ち点を落とした中、5位レアル・ベティス(Real Betis)と6位ビジャレアル(Villarreal CF)の一戦は1-1の引き分けに終わり、両チームともチャンスを生かすことができなかった。(c)AFP