【3月13日 AFP】第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は12日、東京ドーム(Tokyo Dome)で1次ラウンド・プールBの試合が行われ、日本は大谷翔平(Shohei Ohtani)の大会初本塁打などでオーストラリアに7-1で勝利し、組1位通過でイタリアとの準々決勝に駒を進めた。

 大谷は相手投手の2球目をたたいて自身の広告看板に直撃する先制の3点本塁打を放ち、大勝に向けた流れを作った。日本はこれで、4戦全勝で1次ラウンドの戦いを終えている。

 WBCで本塁打を打つのを「子どもの頃からずっと夢見ていた」という大谷は、それでもチームには脅威となる才能豊かな選手が多くいると話し、「本当にどこからでも点数を取れるし、投手も粘り強く投げてくれている。いい試合が続いている印象で、次以降強いチームが待っているので、気を引き締めて頑張りたい」とコメントした。

 一方のオーストラリアは、序盤から日本の猛攻にさらされ、先発ウィル・シェリフ(Will Sherriff)が1回をもたずに降板した。それでも、アレックス・ホール(Alex Hall)が最後に本塁打を放って一矢報いたチームは、13日の最終戦でチェコに勝利すれば、日本とともに準決勝進出が決まる。

 2位通過のチームは15日にキューバと対戦する。台湾・台中(Taichung)市で行われたプールAは、全5チームが2勝2敗で並ぶ大混戦となったが、複雑な順位計算方式の結果、キューバが1位、イタリアが2位で1次ラウンドを突破した。(c)AFP/Andrew MCKIRDY