【3月13日 Xinhua News】クウェートの自動車市場で中国車の人気が高まっている。技術と安全性、デザイン性の高さが現地の消費者に評価され、市場シェアでドイツ車と韓国車を上回る勢いを見せる。

 クウェートのイスラム金融機関クウェート・ファイナンス・ハウス(KFH)が主催した「中国車フェスティバル」がこのほど、ファルワニーヤ県で開幕した。中国ブランド車だけを集めた展示即売会で、会期は2カ月にも及ぶ。会場には13の中国ブランドのディーラーが集結。広州汽車集団のディーラー、アフマド・アブル・フダ氏は、クウェート市場で中国車に対する需要が急増していると語った。

 中国の自動車大手、浙江吉利控股集団と傘下のボルボ・カー(スウェーデン)の合弁ブランド「領克(Lynk&Co)」のグローバル販売会社アジア太平洋事業部を率いる彭氷(Peng Bing)氏は、中国ブランド車の人気の要因について、パワーや燃費、運転のしやすさなどが強みになっているだけでなく、デザインも湾岸地域の社会文化や若者のトレンド、好みに合っているとの見方を示している。(c)Xinhua News/AFPBB News