【3月11日 AFP】米ニューヨーク市の緊急時以外の問い合わせサービス「311」の開設20年を記念し、市は「忘れられない問い合わせ」リストを公表した。

 311は騒音の苦情やネズミの目撃情報など緊急時以外の情報提供を目的としているが、オペレーターが答えに窮する問い合わせもある。

 20年間で印象に残る質問には、「生きた鶏をゆでる方法を教えてほしい」「私の恋人が既婚者か知りたい」「UFO研究家につなげてください」などが挙げられている。

 このほか、ペットの犬を扶養家族にして税金を控除できるか、オーディション番組「アメリカン・アイドル(American Idol)」で誰が優勝したのかといった質問のほか、ヤギが自宅の建物の階段の吹き抜け部分につながれているといった情報も掲載されている。

「アライグマがうちのベランダでラザニアを食べています」もリスト入りした。

 市によると、2003年3月の開設以降、電話やメール、ソーシャルメディアなどを通じ5億2500万件以上の問い合わせがあった。(c)AFP