【3月10日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)は9日、男子シングルス1回戦が行われ、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)はトマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)に6-7(5-7)、6-1、6-4で逆転勝ちし、2回戦進出を決めた。

 今季のマレーは、1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)で5時間超えのフルセットマッチを演じると、先月のカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2023)では4試合で計8本のマッチポイントをしのいで決勝に進出するなど、激闘が目立っている。

 この日も3時間12分の末に勝利し、試合後には「今年戦った試合の中には、自分が勝利にふさわしくなかったものもある」とコメント。「きょうはチャンスをたくさんつくれたが、簡単に手から逃げていってもおかしくない試合だった」と振り返った。

 これで最終セットまでもつれた試合は今季7戦全勝。2回戦では、大会第15シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)と激突する。

 一方、2020年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)王者のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は6-4、4-6、6-7(5-7)でアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)に逆転負けした。

 第3セットは1ブレークダウンからタイブレークに持ち込んで5-3とリードしたが、そこから4ポイント連続で落とし、2時間43分の末に敗れた。(c)AFP/Rebecca BRYAN