【3月10日 Xinhua News】中国寝具メーカーの慕思健康睡眠はこのほど、中国睡眠研究会、央視市場研究(CTR)と共同で「健康睡眠新時代―2023中国健康睡眠白書」を発表した。それによると、調査に回答した人の9割近くが健康な睡眠について関心を持っていることが明らかになった。

 健康な睡眠はここ数年、ますます重要視されるようになり、「睡眠経済」が市場の新業態となりつつある。医療以外の日常生活で睡眠改善に効果があるものとしては、マットレスや枕などの寝具、睡眠モニタリング機器、睡眠改善効果のある食品やサプリメントなどがあり、最も基本的な睡眠用品としての寝具は特に注目度が高い。

 白書は、31省・自治区・直轄市の子ども、若者、中年、高齢者を対象に調査を行った。その結果、6割近くが寝心地のいい寝具が睡眠を改善できると考えていることが明らかになった。このうちマットレスに対しては、長持ちすることや弾力がちょうどいいこと、防菌・通気性に優れていることなどが求められている。

 電子商取引(EC)大手の京東集団(JDドットコム)がこれに先立って発表した「2022寝室・睡眠消費傾向報告」によると、消費者は家族、特に子どもや高齢者に快適な空間づくりをとりわけ重視しており、関連商品の販売は増え続けている。

 また、消費者のより細かく個性的な需要が市場や製品の方向性を左右している。市場競争の中で、実績あるホームファニシングブランドも相次いで研究開発投資を拡大し、ハイエンド市場の開拓を進めている。(c)Xinhua News/AFPBB News