【3月9日 AFP】男子テニス、四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は8日、今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)でロシアとベラルーシの選手が出場を認められても「激怒しない」と話した。

 ロシアのウクライナ侵攻を受け、昨年のウィンブルドンではロシアと同盟国ベラルーシの選手の出場が禁じられたが、英メディアは前週、今年は処分が解除される見通しだと伝えた。

 そうした中、マレーは英BBCに対し、「難しい問題だ。去年出られなかった選手たちには同情するが、同時に状況は理解しているし、どうしてウィンブルドンにとって難しい判断なのかも分かる」としつつ、「私の理解では、(今年は)出場を認められるだろうし、そうなっても激怒したりはしない。だがウィンブルドンが別の道を選んだとしても理解するだろう」と語った。

 35歳のマレーは昨季、ウクライナの子どもを支援するため賞金50万ポンド(約8100万円)を寄付し、男子プロテニス協会(ATP)の人道賞を受賞した一方、昨年の処分については以前にも「支持しない」立場を表明していた。(c)AFP