【3月9日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)の元交際相手の女性が、2017年の交際開始時に交わした秘密保持契約の解除を求め、裁判所に申し立てを行ったことが、8日、明らかになった。

 2022年後半まで、フロリダ州にある邸宅でメジャー通算15勝を誇るウッズと生活していたエリカ・ハーマン(Erica Herman)さんは、同州マーティン(Martin)郡の巡回裁判所に申し立てを提出した。

 AFPが確認した提出書類によると、代理人はハーマンさんが署名するように求められた秘密保持契約は、スピークアウト法と呼ばれる連邦法に基づいて「無効であり、強制力はない」と主張している。

 この法律は「#MeToo(私も)」運動をきっかけに昨年施行されたもので、性的暴行やセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)に関わる裁判では、秘密保持契約は強制力を持たないものとしている。

 提出書類はそれ以上の詳細に触れておらず、ウッズに対する具体的な疑惑もない。しかしながら、書類にある「この件は性的暴行の疑いに関連するか?」との問いに対して、代理人は「Yes」のチェックボックスに印を入れている。

 ハーマンさんが秘密保持契約の放棄を求めたことは、ウッズとの法廷闘争の進展を意味する。訴訟は昨年10月に始まっていたが、米メディアではこれまでほとんど報じられていなかった。

 訴状によると、ハーマンさんはウッズの邸宅を保有する信託会社を訴えている。

 ハーマンさんは昨年、ウッズの「代理人」から休暇の準備をするよう伝えられ、だまされて邸宅を追い出されたと訴えている。訴状には、「被告(ウッズ)の代理人が、策略を用いて原告(ハーマンさん)に短い休暇に向けてスーツケースに荷物を詰めるよう伝え、空港到着時にハーマンさんが住居から締め出されたことを告げた」と記されている。

 ハーマンさんの代理人は、邸宅に住むことを許可した「口頭での借家契約」にウッズが違反していると主張しており、損害賠償を求めている。(c)AFP