【3月8日 AFP】フランス・リーグ1のアンジェSCO(Angers SCO)は7日、性的暴行で告発されたクラブの選手を支持する不適切発言をしたアブデル・ブアザマ(Abdel Bouhazama)監督が、辞任したと発表した。

 ブアザマ監督は5日の試合前のミーティングで、昨年ナイトクラブで女性に触ったことを認めたと伝えられているイリエス・シェティ(Ilyes Chetti)を取り巻く状況についての発言で、物議をかもしていた。

 仏紙ウエスト・フランス(Ouest-France)とスポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)は複数の情報筋の話として、ブアザマ監督がシェティのメンバー入りを正当化させるために、「それほど深刻な問題ではない。われわれは皆、女の子に触れたことがある」と選手に語っていたという。

 アンジェによるとブアザマ監督はこの発言を前に、チームの不調を理由にすでに辞任を考えていたという。

 ブアザマ監督はクラブの発表とは別に、「文脈を無視して衝撃を与えた可能性のある」自分の発言を後悔していると述べた。

 昨年11月に前指揮官の後を継いだブアザマ監督だが、リーグ戦11試合で未勝利に終わっている。5日のモンペリエ(Montpellier HSC)戦で0-5の大敗を喫したチームは、ここ18試合勝ち星に見放され、残留圏と12ポイント差の最下位に沈んでいる。(c)AFP