【3月7日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は、米国が「中国に対する抑圧」を主導していると非難するとともに、自国の民間企業に対して技術革新を進めて外部に依存しない体制を構築するよう呼び掛けた。

 国営新華社(Xinhua)通信によると、習氏は国政助言機関・全国政治協商会議(CPPCC、政協)で各産業大手に向け、「米国が主導する西側諸国は、中国に対する全面的な封じ込めや包囲、抑圧を行っており、わが国の発展にとってこれまでにない重大な課題を突き付けている」と、米国に対し異例となる直接的な非難を行った。

 その上で習氏は「国家が内外情勢の大規模かつ複雑な変化に直面する中、(中国は)闘う勇気を持たなければならない」と訴えた。

 米国は最近、安全保障上の懸念や中国人民解放軍(PLA)に技術が使われるリスクがあるとして、中国の半導体メーカーに対する制裁を強化している。(c)AFP