【3月9日 People’s Daily】2022年、中国の造船業は輝かしい実績を上げた。載貨重量トン数で計算した造船竣工量、新規受注量、および注文数が、世界全体のそれぞれ47.3%、55.2%、および49.0%を占め、各指標の国際市場シェアはいずれも世界一を維持している。大型液化天然ガス(LNG)輸送船分野でも、重要な突破を遂げた。中国の造船会社は2022年全体で55隻の大型LNG船を受注し、世界全体の総注文数の30%以上を占め、史上最高値を更新し、「中国製造」が高級船舶製造分野での力を示した。

「この成績の達成によって、LNG船の建造市場において、少数の国家の造船業者による寡占が破られ、グローバルなガス船分野で十分な競争発展の新たな段階が始まった」と、中国船舶工業業界協会(CANSI)の李彦慶(Li Yanqing)秘書長は語った。

 長年にわたり、韓国の造船会社は国際LNG船市場で絶対的な主導権を握ってきた。2008年、中国船舶集団(CSSC)傘下の沪東中華造船は、中国初の国産大型LNG船「大鵬昊(Dapenghao)」号を建造した。これにより、中国のLNG船の建造は飛躍的な発展を遂げ、国際同業者との差を縮め続けている。

 2022年の年初以来、国際市場におけるLNG船の需要が急増し、新興造船市場はLNG船の注文のブームを迎え、受注への対応のキャパシティを持つ中国の造船会社に市場参入の機会がおとずれた。

「データによると、2022年、中国は沪東中華、大連船舶重工集団、江南造船、招商工業海門基地、江蘇揚子江船業を主体とする多数の大型LNG船建造企業クラスターを形成した」。李彦慶秘書長は、「注文が続々と入ってきて、高級LNG船が次々と建造されるに従い、中国の造船会社は世界のエネルギー輸送における重要なプレーヤーになってきている」と述べた。

 LNG船の注文急増により、中国のLNG造船業界は加速的に発展する重要な時期を迎えている。沪東中華の関係責任者は、生産タスクは2028年まで予約済みであると述べた。李彦慶秘書長は、「正しい拡張決定、柔軟な市場戦略、堅固な技術蓄積は、中国の造船会社がLNG海上輸送市場に迅速に参入し、発展するための基盤となっている」と考えている。2023年の市場がどのように変化しても、より速い納品によって新規注文を引き受けることが市場を獲得し続けるための鍵だと彼は語った。現在と今後の一定期間、中国の造船業は、全国の優れた資源と世界の産業分業に向け、LNG船などのガス船の技術、産業、管理、市場などの優位性を確立する必要があるだろう。(c)People’s Daily/AFPBB News