【3月7日 Xinhua News】中国の自動車メーカーはこのほど、2月の販売速報を相次ぎ発表した。新エネルギー車(NEV)補助金政策の終了や春節(旧正月)連休などの影響を受け、1月の販売は冷え込んだが、2月は各地方が発表した自動車消費奨励策やメーカーによる値下げキャンペーンなどに恵まれ、多くのメーカーの納車台数は前月比で回復し、自動車市場は持ち直しつつある。

 理想汽車の納車台数は前年同月比97・5%増(前月比10・0%増)の1万6620台だった。同社の李想(Li Xiang)最高経営責任者(CEO)によると、理想汽車は1年足らずの間に、スポーツタイプ多目的車(SUV)の3モデルを展開、商品ラインナップを充実させ、価格帯30万元~50万元(1元=約20円)の家庭向けSUV市場をフルカバーした。同社は今年第1四半期(1~3月)の納車台数が前年同期比64・0%~73・4%増の5万2千台~5万5千台になると予想する。

 上海蔚来汽車(NIO)の納車台数は98・3%増(同42・9%増)の1万2157台だった。同社は1~3月の納車台数が3万1千台~3万3千台になると見込んでいる。

 哪吒汽車(Neta)の納車台数は前月比67・0%増の1万73台。小鵬汽車は15・0%増の6010台で、前年同月をやや下回った。零跑汽車(Leap Motor)は2・8倍の3198台だった。

 賽力斯集団の新エネ車販売台数は前年同月比2倍の6577台、うちスマート新エネ車ブランド「賽力斯(SERES)」の販売台数は3・3倍の3505台だった。(c)Xinhua News/AFPBB News