【3月6日 AFP】5日の23F1開幕戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2023)決勝で、ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が5位、ジョージ・ラッセル(George Russell)が7位に終わったメルセデスAMG(Mercedes AMG)のトト・ヴォルフ(Toto Wolff)代表が、「最悪レベルの一日だった」と嘆いた。

 レースはレッドブル(Red Bull)勢が圧勝し、2連覇中のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)とセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)がワンツーフィニッシュを達成。さらにアストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が、移籍後初レースでハミルトンを上回り、予選5番手から3位に食い込んだ。

 2014年から2021年まで、チームをコンストラクターズ選手権8連覇に導いたヴォルフ代表は、落胆した様子で「レースをしてきた中で最悪レベルの一日だった。まったく良くなかった」とコメントした。

「われわれには、あらゆる部分で速さが足りていない。アストンマーティンは非常に速く、レッドブルに至っては別次元だ」と話した代表は、「これほど離されているのはつらい。われわれの全盛期を思い出す。あの頃のわれわれは、他のどのチームより1秒速かった」と振り返りつつ、「巻き返すためには、一歩ずつ前に進んで行くしかない。チームの誰も諦めるつもりはない」と語った。

 7回の年間優勝を誇るハミルトンも、「彼ら(レッドブルとアストンマーティン)は単純に僕らより速かった。フェラーリ(Ferrari)も僕らより上。僕らは4番手のチームだ」と代表の見方に同調した。

 今回のレースでは、ハミルトンがアロンソに、ラッセルがアストンマーティンのランス・ストロール(Lance Stroll)に抜かれた。アストンマーティンが、設計こそ別々だがメルセデスのエンジンとギアボックス、トランスミッションを使ういわゆる「カスタマーチーム」であることも、チームの今後の見通しをさらに暗くしている。

 ハミルトンは、現在の設計を保持する必要があるが、新しいものも考えておくべきだと示唆している。

「とにかく続けるしかない」としたハミルトンは、「ここが自分たちのいるべき場所ではないのは、みんな分かっているし、これが正しいマシンではないのも分かっている」とコメントした。

「難しいが、とにかく前向きさを失わずに、頭を上げてみんなを鼓舞しなくちゃならない。チームにとって明るい光になり、レースではできるだけ多くのポイントを持ち帰らないといけない」 (c)AFP